応急処置
捻挫(ねんざ)
関節をつなぐ人体や血管を傷つけた状態で関節が腫れ、内出血で皮膚が変色したり、動かなくなったりします。
- 冷水や氷嚢等で冷やし、包帯や三角巾で固定します
- 足や膝の捻挫の場合は体重をかけないようにします
- 患部を無理に動かさないこと。寝違えやぎっくり腰も、捻挫に含まれることがあります
打撲(だぼく)
強くぶつけたり、誤って物を落としたり、ちょっとした打ち身でもなかなか痛みが取れないことがあります。 軽く考えないで受診しましょう。
- 打撲した部分を安静にします
- 痛みや内出血を軽くするため幹部を冷やしてください
挫傷(ざしょう)
運動中や運動後に、あるいはちょっとした日常動作で、急に筋肉にしこりができたり、動かすと痛んだりします。筋肉の組織が切れ、その中の血管や筋組織も切れて生じる症状です。
- 直ちに水や氷で冷やします。
- 手足の場合は、包帯等で患部を固定してください。
骨折(こっせつ)
(骨折の目安)※腫れる ※形の変化 ※皮膚の色の変化 ※動かしたり、触れると激しい痛みがある。
※動かせない このような症状の時には早急に専門の処置が必要です。
- 骨折部の安静
- 副子(添え木)を当てて固定します(身近にある雑誌、段ボール、新聞、テープ可)
脱臼(だっきゅう)
関節がはずれることで、顎、肩、肘、指によく起こります。早急に専門の措置が必要です。
- 自分で無理に戻さないこと
- 包帯、三角巾で固定してください
交通事故・労働災害
交通事故や労働災害でのケガなどもご相談ください。
急性の捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼の対処法 RICE(ライス)
安静・休息(Rest)
運動その他の活動を引き続いて行うと、怪我が悪化することがあるので休息が必要となる。
冷却(Ice)
血管を収縮させるため、出血を抑える。
圧迫(Compression)
腫れを抑える。
高拳(Elevation)
怪我の部位を心臓よりも高く持ち上げ、重力の働きによって余分な体液を排出する。