会 長 挨 拶 2021

向春の候、会員の皆様におかれましてはご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。

昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により世界中の経済、教育、スポーツ界など全ての分野において多大なダメージをうけました。我が国も同様に困難と言える状況の中、国民の誰もが開催を待ち望んでいた東京オリンピック・パラリンピックも今年に延期となりましたが、今年も開催が危ぶまれています。また、経済が停滞している中、我々柔道整復師の業界においても感染拡大の影響を受け、三密を避ける為患者さんが受診を控えるようになり来院患者減少という大きな痛手を受けました。

期待していた国や県、市町の支援も期待通りとは行かない結果に終わりました。このような中、5月の理事会において会員の皆様の負担を少しでも軽減すべく、令和2年度に限り日整会費及び連盟会費を本会で半額負担すること。また、支部会費は徴収しないことを決定し、履行してまいりました。しかしながら新型コロナは一向に収束の気配をみせないどころか増々感染が拡大しており先行きも不透明です。そのような状況の中、唯一の救いは本会会員の中から一人の感染者も出なかったということです。これは皆様方お一人お一人の徹底した感染防止対策によるものと改めて感謝を申し上げます。また、会員の窮状は新型コロナによるものだけではなく、患者受診照会や保険者からの返戻など保険請求に関しても問題が山積しています。会員の中には『会は何もしてくれない』と言われる方もおられますが、そのようなことは決してありません。保険部としても保険部長を中心に保険者との対話を密にし出来る限りの対策を講じています。その成果もあって、長崎県の状況を他県と比較するとまだ良い方だと言えると思います。

今年もまた理事者を中心に会員の皆様の負担を軽減すべく邁進してまいりますので、皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

公益社団法人長崎県柔道整復師会

 

会 長 太 田 恵一郎